対話

皆さん、こんにちは。
「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」の饗場俊行(あいばとしゆき)です。

今年は本当に自然災害の多い年ですね。台風や噴火、地震等、自然の猛威の前に人間の無力さを突きつけられるのは悲しいことですが、今こうして生かされているありがたさを大事にしたいですね。

自分にコントロールできることとコントロールできないことがあります。
繰り返し申し上げていることですが、自分にコントロール出来ることに集中することだと思います。

先日、今年採用面接を担当したある企業の人事部の人から、今年の採用で気になった点を伺いました。それは「対話」でした。

偏差値の高い、有名大学の出身者であるのに、学校での成績も悪くないのに「対話」のできない学生さんが多くいると。ゼミナールに所属し、教授の指導も受けているはずなのに何故なのか不思議だということでした。

具体的には、学生さんの面接をしていて、1次、2次選考をくぐり抜けた逸材であるはずなのに面接をしてみるとコミュニケーションに違和感があり、どこか印象が違ったということです。

質問に対し的確な答えが返ってこない。用意されたような当たり外れのない優等生の答え、マニュアルで教えられたかのような答えしか帰ってこない。

必ずしも間違ってはいないけれど面接官がその場の質問で求めているものではない。何か違う。

準備段階でこう答えるというマニュアルを覚え込んで答えていないかと?同じような学生が一人二人でなく何人もいると。

決まりきった受け答えを求めているのではなくその人がどういう人なのか、最後は、一緒に仕事をしたい人かどうか人を見ている。

覚えてきたことをマニュアル的に答える人は、自主的に考えて行動ができない人か、与えられたことしかできない人ではないかと思い不合格にしたと。

面接で求められているのは一方的な会話ではなく、「対話」です。言葉のキャッチボールです。

面接官の質問に、その場で聞かれていることに的確に答えること。余計なことは喋らなくていい
代わりに聞かれた事に答える必要があります。

自分をPRする意識が強すぎると、つい、面接官の質問からそれて聞かれていないことを答える結果になりがちです。聞かれていないことを長々としゃべるのは最悪です。

また、事前の準備にとらわれていると用意した答えを出したくなり、聞かれていることとポイントがずれていても用意した答えを出してしまいがちです。

用意した答えが質問の趣旨に合っていれば問題ありませんが、面接する側はよく考えて質問を続けるので多くの学生さんが用意しているようなところは外して聞いてきます。

聞かれた質問に端的に答えること。問いに対してその意味を共有し、対をなす答えを返すのが面接の場での「対話」です。

面接官が、なぜその質問をするのか、必ず意図があるのです。その場で素直に聞いて素直に答える。
いくらシンプルに答えるのが言いからといって機械的な答えでは納得させられるはずがありません。マニュアル的な判で押したような答えは求められていません。

一度で質問の意味が分からなければ聞き返しても構いません。黙ってしまうのはよくありませんが、他方、あいづちを打つだけでは対話になりません。

当たり前の「聞かれていることに的確に答える」といったことができないと筆記試験での成績の良さが生かせないのです。

日頃から意識して取り組んでください。問われているのは何か。一言で言うなら、どう答えるか。
それはなぜか。

結論と理由。要するに言いたいことは何か。その理由はなぜか。具体的に説明するとどういうことか。

そのために、ひとつの方法として文章を書く事をお勧めします。手近なところでは日記を書いてみるのが良いでしょう。自分が感じたこと、言いたいこと、を短くまとめてみるのです。

そして、人と会話をする時に、即答しないで、本当に聞かれていることは何かを意識してから返事をするようにしてみましょう。やるのは今です。日々の積み重ねが力になります。

正しい方法で準備をしていけば怖くありません。面接でどうしたらよいかわからない、知りたいことがある方は遠慮なく私たち「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」までお問い合わせください。

経験と実績、私たち「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」による「就活指導」は これまで 多大な成果を挙げてきています。私たちの力をぜひ活用してください。

・・・・・詳しくは、親子就活/家族ぐるみで支援する 1年次から始める就活 ご参照ください。
https://careerbrain.jp/

迷ったときは、私たち「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」のキャリア・カウンセリングを受けることをお勧めします。

https://careerbrain.jp/campaign
【親子就活カウンセリング/就活カウンセリング】には、父又は母、或いは保護者が同席することができます(但し1名迄。同席者は無料です)。
【キャリア・カウンセリング/個人(キャリア)のご相談/初回お試しコーチング】
には、配偶者(予定者を含む)・父又は母、或いは保護者が同席することができます(但し1名迄。同席者は無料です)。

餐場俊行

饗場 俊行 (あいば としゆき)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
株式会社 キャリア・ブレーン 就活支援事業部長

日系大手有名メーカー人事部で採用・教育担当、この経験を活かして、就活・教育コンサルタントとして独立。とくに「親子就活」実践指導に長年の実績。

保護者必携 就活本<自立就活の極意! 全公開!>

一億人の就職道場門下生募集