就活解禁後ろ倒しの影響 その1

皆さん、こんにちは。
「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」の饗場俊行(あいばとしゆき)です。

木々の葉の色付きとともに一段と寒さが厳しくなってきました。秋から冬への移行の時期ですね。
寒さに負けず風などひかないように頑張っていきましょう。

今回は、2016年3月卒業予定の学生さんへの就職活動解禁後ろ倒しの影響について考えてみます。大きく分けて、3つのことが考えられます。

1.短期決戦
2.インターンシップの変化
3.水面下での活動

1.短期決戦
従来、就職を希望する学生向けの会社説明会は大学3年生の12月1日から開始されました。
その後、4年生の4月1日から選考が開始されゴールデンウイークの前後から内々定が出されて、10月1日から正式内定というのが一つの流れでした。今年まではそうでした。

それが、2016年4月入社予定の学生(現在の大学3年生)から、2016年3月1日から会社説明会の解禁、8月1日から選考の開始、10月1日から正式内定という後ろ倒しの日程に変更になりました。

日程後ろ倒しの趣旨は、学生が学業に専念する期間を長くするということです。就活に多くの時間を振り回されることなく、学生の本分である学業に専念してもらうことにあります。

ところが、就職活動期間の早期化、長期化を避ける一方で、企業も学生も短期間で一気に決めなければならず競争が従来以上に激化することが予想されています。

まず、一番大きな影響は、短期決戦になるということです。8月から約2ヶ月の短期決戦です。
今までは、4月の選考開始からすぐに内々定が取れなくても、その後頑張れば10月の正式内定時までには、あるいは、その後卒業するまでにどうにかなるという時間的な希望が持てました。

しかし、この後ろ倒しの日程ですと、8月からの短期決戦で望む結果が出ない場合、残りの限られた期間でさらに集中して頑張らなければなくなります。限られた時間内での厳しい競争になることが予想されます。

ところで、注意しなければならないのは、このルールは政府からの要請を受けて日本経済団体連合会(経団連)が決めたルールであるということです。経団連とは、日本の代表的な企業1,309社、製造業やサービス業等の主要な業種別全国団体112団体、地方別経済団体47団体などから構成され、日本の経済界をリードしている経済団体です(2014年7月1日現在)。

経団連に所属し、所属しなくともその指針従う多くの企業はこの後ろ倒しの日程で動く予定です。他方、外資系の企業やその他ベンチャー企業などは経団連の指針に束縛されないため、これまでどおりそれぞれの日程で選考が進むということには注意が必要です。

実際、もう動いている企業があります。混乱してはいけないのは、経団連のルールに従わない会社があるからといって、あくまで一部の企業であるということです。慌ててはいけません。それらの企業で働きたいのかどうかによります。

やはり大事なのは、学生さんご本人が「自分はどうしたいのか」ということです。冷静な対応が必要です。

経団連ルールに従う企業に入りたいのか、そうではないのか。
早期から勧誘があり、内定を出す企業に惑わされたり、流されたりするのではなく、自分の希望をしっかり確認するということです。慌てず、焦らずしっかり絞り込んで準備をするということです。

2.インターンシップの変化
インターンシップも日程の後ろ倒しにともない、夏休み中に行う企業ばかりでなく、秋から冬にかけての期間で拡充、時期を変更して行う企業が多数出てきています。このインターンシップの時期の新設、ずれ込み、活用の変化が2つ目の影響です。

インターンシップとは、学生が在学中に自らの専攻や将来のキャリアに関連した仕事を体験するため、一定期間、企業や関連団体で就業する制度のことです。学業への支障が少ない形で学生の休暇期間中である夏休みや冬休み中に実施するところもあります。

青田買いにつながる恐れなどから経団連の「採用選考に関する企業の倫理憲章」では、インターンシップは「採用選考活動と一切関係ないことを明確にして」実施することとされています。
言い換えれば、インターンシップ=即内定とはならないということです。

インターンシップを採用とは直結させない趣旨とはいえ、企業は学生と早い時期から繋がりを持っていたいのが本音です。企業側に学生との接点を増やすことへの模索が続いています。

早い時期に会社や仕事の内容を知ってもらい関心を高めてもらわないと、企業の認知度が低いまま学生の就活が進んでしまい、適切な人材が確保できにくくなるのではないかという懸念があるからです。

また、選考まで時間がある時期に、例えば、夏休み中に実施すると夏休みの後、3月の会社説明会、8月の選考開始まで長期の空白期間が生じてしまいます。

その間、当該企業への関心が薄れ、他の企業からのアプローチが続くことが考えられます。関心を持ち続けてもらい、空白期間をあまり開けずに学生との接点を増やし、保ち続けようとすることで先ほどの経団連ルールに縛られない企業との競争にも対抗する趣旨も含むように思われます。

先ほどの、経団連のルールに従う必要のない独自の選考を行う企業では、インターンシップが採用に直結しているところもあります。

表向き、採用に直結させないようにしているところでも、事実上何らかの形で採用選考に影響を与えていることは否定ができないと思われます。

特別優遇されることはないでしょうが、他方、インターンシップを経験した人を意図的に選考から外し、一人も選ばないなどということもまずありません。

いずれにせよ、可能であればよく調べてインターンシップは経験しておいたほうがよいでしょう。自分が希望しても人気企業の場合、応募者も大多数にのぼり、必ずしも実現できるとは限りません。そのことも踏まえて早めによく調べてください。

仮に、インターンシップが経験できなかったとしても、経団連ルールに従う企業間では採用に直結させない建前ですから不公平感を感じることなく堂々と臨んでほしいと思います。

日程が変わっても惑わされずに落ち着いて地道にできることをやっていくだけです。
3.水面下での活動 については次回で触れます。

不安のある方は私たち「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」の力を是非活用してください。このような劇的な状況の変化にも柔軟に対応できお力になれます。

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餐場俊行

饗場 俊行 (あいば としゆき)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/
認定キャリア・コンサルタント
株式会社 キャリア・ブレーン 就活支援事業部長

日系大手有名メーカー人事部で採用・教育担当、この経験を活かして、就活・教育コンサルタントとして独立。とくに「親子就活」実践指導に長年の実績。

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