コミュニケーション力を上げて!
前回に続きコミュニケーション力に悩む新卒社員からの相談です。
IT関連会社に新卒で採用された方から、「コミュニケーション力を付けて欲しい」と、会社から言われ、毎日、休憩所のスペースに行くように先輩に言われました。
僕はどうしたらいいのでしょうか?と、相談がありました。
彼の先輩は、なぜ毎日一回は休憩所に行くように言ったのか、理解していますか?と尋ねると、首をかしげながら、「どうしてでしょうか?」と不思議な様子です。
この方は「真面目」「実直」な方ですが、これが限度を過ぎて「固い」「真面目すぎる」という、マイナスな要素が表面に出てしまっているのです。
4か月経過して、そろそろ職場にも慣れ、多くの新卒者は固さが取れて、職場になじみ、部署に溶け込み始める頃なのですが、この方は、まだ採用された直後の様な「固さ」があり、仲間としての醸成ができていないような雰囲気を持っていました。
先輩は彼のいつまでも職場に溶け込んでいない「固さが」が気になり、休憩所というリラックスする場所に彼を行かせることで早く溶け込んでほしいと願っていると伝えると、先輩の言っていることは理解できるが、なかなか、行動に移せないと困惑顔でした。
そこで、コミュニケーションの取り方について具体的な行動が起こせるように助言を行いました。すると、「早速、やってみます」と明るい顔で退席されました。
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®は企業様からお話を伺い、直接、新卒の社員に働きかけ、企業様と一緒になって社員の育成に当たることがあります。特にマンパワーの不足している中小企業はじっくり新卒の社員に向き合う時間が取れず、結果的に定着しない場合があります。新卒社員の育成にプロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®が関わることで早期離職を防ぐことができます。新卒社員の未熟なメンタル面を支えながら仕事をする喜び感じる成功体験を早く体験させることがポイントです。いま、即戦力を求める企業へプロのキャリア・カウンセラーの活用をお勧めします。