素直な自分
皆さん、こんにちは。
「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」の下枝三知与です。
冬本番、体調管理は大丈夫ですか?
手洗い・うがいやマスクをして、風邪予防をしましょう。
先日嬉しいことがありました。
Bさん「先生、今日は嬉しい報告です。」
私「あら、どうしましたか?」
Bさん「先日お話した部下のことです。」
私「ああ、職場の。確か若い女性でしたね。Bさんも少し悩んでいらした・・・」
Bさん「そうです。彼女ですが、この頃少し変わってきたんです」
私「あら、そうですか。どんなふうに変わってきたんですか?」
Bさん「何というか、彼女が会社のお荷物的な存在であることは前にお話ししたと思いますが。」
「実は、これまで彼女に対して批判的だった周りの人から『あの子、少し変わってきたね』と、声をかけられるようになったんです」
私「えっ、それは嬉しいことですよね!それで、何か特別なことがあったんですか?」
Bさん「先日、『少しは自分の頭でかんがえてみろよ!』とちょっと厳しく意見をしたことがあって・・・それから少し表情が変わり始めて。僕に対して真剣に向かい合うようになった気がします。」
「これまで批判してきた周りの上司は、本当は彼女に対して真摯に対応してくれてなかったのではと思うようになりました。」
私「なるほど、Bさんの真剣さが彼女の心に通じたということでしょうか。」
Bさん「僕自身は普通だと思っていたんですが、彼女には僕の真剣さが新鮮だったのかもしれません。もともと彼女は素直な性格なんでしょうね」
私「そうですね、素直さは変化の必須条件ですものね。彼女もこれから進化してくれるといいですね。」
「それにしても、Bさんは我慢強く指導されてきたんですね。それが彼女に通じたということでしょう」
Bさん「いやあ、そんな立派なことはしてないです。ただ、周りが僕のことをそういう風に観ていたとは知りませんでしたから、意外でした」
私「そうですか、人は自分のことは棚に上げても、他人のことは良く観察しているものですよ」
「でもBさんの上司としての株は確実に上がりましたね!」
就職前線は以前厳しいです。どういう自分を、どういう場面で、どういう風に表現するのか。
目標にする企業を見間違えると良い結果にはつながりませんし、方法を間違えるとまた大変です。
そこで、これから就職指導を受ける皆さんに提案です。
自分を良い方に変えたいと思うなら、相手からのアドバイスにたいして一旦は、素直に受け入れる。
そして自分ならどうするか考えて答えを出す。
この繰り返しが自分を変える秘訣です。
「自分のスタイルはこうだから、こういう性格だから」はある意味言い訳にしか聞こえない場合があります。
「自分を変えるのは、自分だけ」です。
下枝 美千代(しもえだ みちよ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント