考える力と行動力
皆さん、こんにちは。
「プロフェッショナル・キャリアカウンセラー」の下枝三知与です。
めっきり寒くなり、マスクをしている人も多く見かけるようになりましたね。
体調管理をしっかりして、全力で目標達成を目指しましょう。
先日会った、ある流通企業の30代後半の「バリバリのビジネスマン」の話です。
Bさん「先生は就活の指導をされてますよね」
私「はい、そうです」
Bさん「最近の学生はどうですか?」
私「いろいろな情報をたくさん持っています。自己分析やら履歴書の書き方やら、実によく勉強していますよ」
Bさん「そうですよね。履歴書の内容はたくさん書いてるし、実にアピールが上手になっているように感じます」
「ただ最近気になっているのが、何か皆同じような内容になってきていて、良くできてはいるけど逆に特徴がなくなっているというか・・・選ぶのに苦労するところなんです」
私「なるほど、そういう面もありますね。情報は皆が仕入れているわけだから、本当の意味の『強み』は何かをアピールする、独自の表現をしなければ『ウリ』とはならないですからね」
Bさん「最近部署に入ってきた(廻されてきたらしい?)28歳の女性社員ですが、入社後5年たてばある程度仕事を任せられるはずですが、どこの部署でも良い結果を出せないという女性ということで。
みてるとやはり気が利かないというか・・・、指示されたことはきちんとやるが周りが見えなくて、自分で考えようとしないからでしょうか。いちいち訊いてくるからイラッとして・・・」
「僕らの就活もかなり厳しかったけど、もう少し自分の頭で必死で考えて、何かしら結果を出そうと動いていたような気がしますがね~」
「会社のお荷物らしいという烙印を押されると、もう居場所は無くなりますね。かわいそうだけど、そろそろ自分で他の道を歩んでいくことを覚えさせないとね~」
私「そうですか・・・」
夢を抱いて入社した大手企業で、少しずつでも成果を出すということは簡単ではありません。
新卒の就活も厳しいですが、転職者の就活はもっと厳しいというのが現実です。
それでも人生を生ききるために「自分で必死で考えて、そして行動する」これを実践していきましょう。
下枝 美千代(しもえだ みちよ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント