素直さとチャレンジ
皆さん、こんにちは。
「プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー」の下枝三知与です。
暑い日々が続きますが、夏バテしていませんか?
先月末、専門学校での講義が終了しました。
選択科目で生徒数は20名、そのうち19名が「キャリアカウンセラー」の認定を取得しました。
授業の中で、キャリアカウンセラーの仕事の内容からその意義、そしてたくさんのワークシートをこなして自己分析から履歴書、面接、就活行動予定表まで完成させました。
当然自分の就活の準備として、全員が真剣に受けていました。
開講当時、生徒の中には素直な学生もいれば、何かしら素直になれず事あるごとに反発してくる学生もいましたが、最終日には学生全員が満足げな表情で修了証を受け取ってくれたことが、とても嬉しかったです。
終了間際に「卒業後はそれぞれの人生を歩むわけですが、この資格を人生のどこで使うかは自分次第。
自分の人生は自分で目標を定め、その目標に向かって進んでほしいです」と挨拶すると、ある学生が質問してきました。
学生「先生は、いくつですか?」
私 「え~、62歳です」
学生「先生の授業は他の先生の比べると真剣さが前面に出てるけど、どうしてそんなにバイタリテイがあるんですか?」
私 「そうですか?他の先生も一生懸命のはずですよね。どの先生も皆のことが可愛くて必死に教えていると思いますよ。私がエネルギッシュに見えるのは、私が欲張りで、まだまだ自分の未来にチャレンジしていきたいと考えているからかな~」
学生「どうして今の仕事につけたんですか?」
私 「最初からこの仕事をしていたわけではなく、いくつかの仕事をするうちに人との縁ができ、今の仕事につながりました。人との縁を大切にしていると、キーパーソンと言われる人が現れます。だから今はとても幸せです。」
学生「だから元気なのか~」
私 「そうね、そうかもしれませんね。私もいろいろありました。どんな人にも人生いろいろ起こります。迷った時は立ち止って、考えて、信頼できる人に相談する。言われたことを『素直に』一旦受けとめて、自分で考えて、少し勇気を出して進んでみる。違ったと思ったら、方向転換してもいい。
失敗したら、何が原因か考えてみる。そして同じ癖をしないようにする。人生はこれのくり返しです」
人にアドバイスされたら一旦受けとめてみる『素直さ』と、あきらめずに『チャレンジ』することを意識して、苦しい時ほど顔を上げて進んでほしいと思います。
どこかであなたを見守ってくれる人がいます。
下枝 美千代(しもえだ みちよ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント