自己表現 その2

皆さん、こんにちは! 
プロフェッショナル・キャリアカウンセラーの「下枝美千代」です。
今日は前回の続き、自己表現(会話)についてです。

相手とのコミュニケーション(会話)は、「話すこと」と「聴くこと」で成り立っています。
多くの人は「話すこと」で自己表現すると思い込んでいますが、実は「聴くこと」も自己表現なのです。

「話す」スタイルも「聴く」スタイルもそれぞれ個性がありますが、「聴くこと」の方が、より広い意味で◎のコミュニケーションにつながりやすい!!
理由は「聴いてくれている」「受け止めてくれている」という思いが、より一層相手に伝わるからです。

どんな人も次の3つの思いを強くもっています。
1.受容(受け入れられたい)
2.承認(認められたい)
3.重視(特別扱いされたい)

この3つの思いに応えられる最良の方法は、「聴くこと」です。

ところがどんな人も理解してほしいとの思いから、自分の価値観を基準に「話す」行為をしようとしますね。
自分をより相手に深く理解してほしいと願うなら、余計に「話すこと」より「聴くこと」を重視することが大切なわけで、そうすることが◎の双方向コミュニケーションに繋がります。

ここで、コミュニケーション上達に有効な「聴き方」のポイントをお伝えします。

【聴くポイント】
・言葉だけではなく、言葉の裏にある相手の思いを聴くように努める。
・理性的に、相手の感情を受けとめながら聴く。(繰り返しや言い換えの手法)
・評価しないで相手の話を最後まで聴く。遮らないで聴く。
・「根拠」「情報」「数字」と分けながら、具体的な内容として聴く。

お互いの立場や「今、ここ」の感情を、お互いが尊重し合うこと。これが基本であり重要なことです。
あなたは普段から、人の話をよく聴いていますか?
よく聴いているつもりはありませんか?

次回は「話すこと」のポイントについてお伝えします。
━次回へ続く

下枝 美千代

下枝 美千代(しもえだ みちよ)
プロフェッショナル・キャリア・カウンセラー®/認定キャリア・コンサルタント

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