コミュニケーション力を上げて!2
IT関連会社に新卒で採用された方から、「コミュニケーション力を付けて欲しい」と、会社から言われ、毎日、休憩所のスペースに行くように先輩に言われていた、彼のその後です。
インターン期間が終わりに近づき、実習先、企業様がこれまでの実習内容と成果を評価し継続して雇用するかどうか判断をする時期になりました。
これまで、半年間、カリキュラムをしっかりやり遂げITエンジニアとしての自信も持ち始めていたので、「恐らく引き続き雇用になるだとろう」と思っていました。しかし、結果は「継続した雇用につなげるのは厳しいです。」と言う担当者の言葉に「どうしてでしょうか?」と咄嗟に言葉が出てしまいました。「彼は向上しようと学習、研究する姿が見えられない」と言うのです。詳しく伺うと、「IT業界は進化が早く常に向上心と自己研さんが求められる業界です。ですから、実習生にも常に自宅での学習の課題を与えていました。」
「しかし、彼は、自宅学習を主体的に行う姿が見られないのです。」「言われた時はやってくる、しばらく言わずにいると学習を中断する。」「まるで学生が宿題を出せと言われた時だけ勉強している状態です。」「これでは雇用したとして継続して主体的に学習を行う向上心があるとは思えない」「コミュニケーションも本人は努力していると言うが、あまり変化が感じられない」との事でした。
私はこの話を伺い、本人にも確認しましたが、「疲れてしまって勉強する間がない」「実習時間で満足している」と自己研さんにたいする認識はひくく、「他の実習生は頑張っているみたいね」と言うと、「彼らと比べないでください」と・・・・・。
組織の評価は常に第3者が行います。学生時代のように「自分なりに頑張った」では評価されないことを伝えましが、頭ではわかっていても行動が伴っていないのでは評価されないと言う事を伝え、カウンセリングを終えました。
目標を達成するには行動が伴わないと達成しません。彼は、就職したいと目標を設定しましたが、それを達成する意志と行動力に欠けていたのです。